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ストレスの対処法③

 

〜望ましいコーピング〜

 

コーピングというのは、問題になりうる出来事(ストレス)に対して「どのように対処するか」の行動のことをいいます。
今回は、望ましいコーピングとは?ということをお伝えしていきます。ストレスに対して自分がどのように考え、行動をしているかを知るきっかけになればと思います。

前回の内容覚えてる?
5つのコーピングの種類を紹介してもらったね♪
うん!基準が2つあったよね(^^)
焦点型(問題焦点型・情動焦点型)と接近型(直接的なもの・間接的なもの)があったよね!
【例】
大学生のAさん、中学校からバレーボールをしていすが最近伸び悩んでいます。先月レギュラーから外されてしまいました。部活引退も間近、なんとかしてまた試合に出たいと思っています。あなたなら、次のうちどれを選びますか?
①気合いで乗り切る→「闘争心」
②今までの練習方法を振り返る→「再体制型」
③上手な先輩に相談をする→「情報収集」
④部活をサボる→「回避」
⑤カラオケで絶唱する→「気晴らし」

上記のコーピングのうち、最も望ましいコーピングはどれでしょうか?全部がそうであり、全部がそうでないともいえます。なぜならば、ストレッサーが存在する時、特定のコーピングを用いるよりも、複数のコーピングを使いこなす方が問題解決につながると考えられているからです。

 

複数のコーピングを使った方が問題解決するんだって!
特定のコーピングだけ使うのは、何で良くないのかな??
特定のコーピングでも問題解決することもあるかと思いますが、なぜ複数を使いこなした方が良いかを伝えていきます。
もしかしたら、1つのコーピングに固執しすぎて自分を苦しめてる事があるかもしれません。今回は「闘争心」「回避」について深堀をしていきます。
■「闘争心」に固執し過ぎると・・・?
特定のコーピングへの固執・特に「闘争心」への固執は、心身の疲弊状態を引き起こすと考えられています。闘争心は、問題に対しいて現在以上の労力をもって取り組む方法です。一般的には、望ましいコーピングとして受け取られるかもしれませんが、従来の方法が上手くいかないが為に、問題の解決が図られないのですから、その方法をさらに強める方向で努力しても解決策に至るのは難しいでしょう。
いくら努力しても現状が変わらない、その閉塞状態が長引くことで、意欲低下を主症状とする「燃え尽き症候群」(バーンアウト)は、その一例です。
■「回避」は望ましくない??
一見、望ましいようには見えない「回避」ですが、これも立派なコーピングです。実例を含めお伝えをしていきます。
フィギアスケートの高橋大輔選手は、バンクーバーオリンピックで見事銅メダルを獲得しました。こう聞くと順風満帆なように思いますが、彼はオリンピック前に大きな怪我をして、そのリハビリの辛さに耐えかねて、練習場のスケートリンクを飛び出した事があったようです。その後、居場所がわからないまま2週間がすぎました。しかし、高橋選手はリンクに戻りその後、偉業を成し遂げました。高橋選手のエピソードは、「回避」が「逃避」とは違うことを示しています。
どうしても辛ければ、目の前の問題から逃げても構わない。逃げるのは、戻るためである。
このような意味での「回避」は、有効なコーピングです。
健やかなカラダを保つ為には、バランスの良いコーピングが必要なのです。
「逃げたらだめ!」「逃げる事は良くない!」そういう認識を持った方は少なくないかと思います。実際に私もそう考えていました。ですが、このようなコーピングの種類を知り、その時の自分にあったストレスからの問題解決方法を選べる事で心身の負荷を減らす事が出来ます。
健康とは、心とカラダが共に健やかになる事が必要だと考えています。内面からの健康を視野に入れた真の健康づくりのお手伝いをします。
武井亮子
>運動を通して健康、幸せのサポートをします

運動を通して健康、幸せのサポートをします

健康とは、ココロとカラダが共に健やかになる事が必要だと考えています。運動を通して心から元気になれて、心から笑える。内面からの健康を視野に入れた「真の健康作り」を提案します。子どもから大人までの運動指導・健康活動のご提案お任せ下さい。また、個人から団体・企業まで様々な内容、プログラムをご用意しております。お仕事のご依頼・ご相談お待ちしております。