〜ストレスの正体を知ろう〜
目まぐるしく変化する現代。環境も、今まで当たり前だった常識もここ数年で変わってしまった事もあるかと思います。
時には、「生きづらさ」を感じることもあるのではないでしょうか?以前から勉強をしていた心理学をまとめてみました。知ることで納得する事や、自然と腑に落ちる事が多く、学ぶことの大切さを日々感じています。今回はストレスについてお伝えをしていきます。
①ストレスとは?
ストレスとは・・・「ひずみ」「歪み」を意味する物理学的用語をいいます。
【例】ゴムボールを手で握ると、ぐにゃりと形が変わるような事。
このようはな表現に使われていました。
物理的用語かぁ〜
昔は、ストレスって言葉は人には使われていなかったんだね!
②心理学者「ハンス・セリエ」が唱えたストレス説
1936年に研究者セリエが初めて「ストレス」の考え方を人間の体に当てはめた最初の人です。
人間に当てはめた「ストレス」の考え方とは?
ストレス・・・環境からの刺激負荷によって、引き起こされる生体に生じる生物学的歪みとこれに対する(非特異的)反応。
【例】学校の試験が近くなると、胃がキリキリ痛む。など
セリエは、ストレスを引き起こすものを「ストレッサー」とし、物理的・科学的・心理的等の要因がストレッサーになると提案しました。
ストレスって人間にもかかるよね?って唱えたんだね!
この説が発表されると医学会に大きな衝撃が走ったんだって!!
それまでの常識では、「病気とは」細菌やウイルスなど、病気に直結した要因によって起こされると考えられていました。それが、直接病気とは結びつかない要因が、体の病気を引き起こすというセリエの説は、とても画期的だったのです。
現在では、ストレッサーに起因する疾患は、広く社会的に受け止められいます。
私たちはどのようなことがストレッサーになるのでしょうか?成人を対象とした研究結果を基に今回お伝えしていきます。身体症状を引き起こす心理的社会的出来事を1位〜15位ご紹介をします。
1位「配偶者の死」
2位「離婚」
3位「夫婦別居」
4位「投獄」
5位「近親族の死」
6位「本人の怪我や病気」
7位「結婚」
8位「失業」
9位「夫婦の和解」
10位「退職」
11位「家族の健康面・行動面での変化」
12位「妊娠」
13位「性生活の困難」
14位「新しいメンバーの加入」
15位「合併・組織変革」
上記を見ると「配偶者の死」「離婚」など否定的な事が入っていることがわかります。しかし、この中には「結婚」「妊娠」などの喜ばしい出来事も含まれています。
これらを知っている事で、自分の身体的症状を前向きに受け入れられるのではないでしょうか?次回は、「ストレスとの向き合い方」についてお伝えをしていきます。