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自信を失くしそうになったら③〜心が苦しくなったら〜

 

〜心が苦しくなったら〜

 

誰もがなりたい理想や成し遂げたい目標があるかと思います。そんな時、自己肯定感の低下で「心が折れそう。」「心が苦しい。」など心身ともに疲弊してしまった事はありませんか?今回は、そんな時にどうしたら心が軽くなり、生きやすくなるのかご紹介をしていきます。心や思考の仕組みを知っていると、自分で自分の心をコントロール出来たり、支える事が出来ます。是非お役立てください(^^)

 

理想と現実の差が縮まらなくて、心が折れそうな時って経験があるなぁ
ボクも経験がある。心も体も元気がなくなってしまうよね。
そんな時はどうしたら良いのかぁ?
■自己評価が脅威にさらされたら、考えること
前回、自己評価が脅威にさらされたら、この3つの要因のうちどれかを低めようと考える事をお伝えしました。
①自己関連性
②他者の遂行レベル
③心理的距離
どれもすぐに変えることは困難なように思えます。仮に「③心理的距離」を変えようとすると、逆効果になる事がわかっています。
社会心理学の有名な実験に「白くま実験」があります。これは、「白くまの事は考えないでください」と言われると、かえって白くまの事を考えてしまう。という実験で思考抑制パラドックスを示すものです。
■自己評価を脅かす状態から抜け出す提案と方法
1.苦しい気持ちを活かす
2.自分を見つめる
今回はこちらの2つの方法をご紹介します。
1.苦しい気持ちを活かす
「周りの人がきらきら見える」「周りの人が自分より偉く見える」こんな感情を抱く時、心が大きく揺さぶられているかと思います。このような妬みの感情には良性悪性の2種類が存在します。良性の妬みは、「自分を高めたり、課題に根気強く取り組む動機付け」に繋がります。
一方の、悪性の妬みは、優れた他者を引きずり下ろそうとする意図と関係があります。
どうでしょうか?このうち自分にとってプラスになるのは「良性」といえます。どうせ苦しい思いをするなら、少しでも自分自身よくなるように努めたようが割りに合います!
心理学では、「行動」の背景に、その行動を起こすエンジンとなる「欲求」を想定します。例えば、「食べ物を食べる」という行動は、「何か食べたい」という生理的欲求があって初めて成立します。こうした行動は、「特に今まで試した事ないこと」にはなかなか生じません。元旦の誓いが簡単に破られてしまうのも、その一例です。
新しいことを始めるには、強い「欲求」が必要です。その欲求のエンジンに妬みという燃料を与えることができるのです。
「周りの人がきらきら見える」「周りの人が自分より偉く見える」という居ても立っても居られない気持ちを、新しい行動に結びつけてみましょう!
友が自分より偉く見えたなら、なぜ友は偉くなれたのか?どんな努力をしたのか?自分がなりたい姿に既になっている人は、どうすればそうなれるかのヒントです。妬みはただ悪いものでなく「自分が変わるための方法を教えてくれる対象」でもあるのです。
今回のように心が苦しくなったら、「心が大きく動いた時こそ、チャンス」だと思いその気持ちを燃料にするのはいかがでしょうか?普段の生活を振り返ってもこれほど強く気持ちが動くことはなかなかないのではないでしょうか?
2.自分を見つめる
次に近年の臨床心理学で注目されている「アクセプタンス・コミットメント・セラピー(ACT)」に基づく方法を説明していきます。ACTとは、大胆に要約すると「嫌なことから目を背けずに、むしろそれを受け入れて、積極的に社会と関わっていく力を身につける」為の心理療法です。特徴は、「アクセプタント」(受容)というところにあります。言語と行動の関係をその人にしか出来ないやり方で作り直す事を支援します。
①あきらめる
いきなり「あきらめる」だと、問題を放棄しているように思うかもしれませんが、そうではありません。ACTでは「創造的絶望感」と呼ばれています。私たちは、辛く苦しい気持ちがあると、それをなんとか無くそうとします。しかし、白くまの実験で触れたように、なんとかしようとするほど、ますますその気持ちが強まります。そこで反対に「なんとかしようとするのを、やめる」というのが創造的絶望感です。
創造的絶望感は、良い意味でいえば「降参」ともいえます。自分と誰かを比べて心が苦しくなったら「あの人、すごいや」と素直に認めてみるのはどうでしょうか?それがかえって、あきらめた領域での成功につながるかもしれません。
②自分の望みを探る
心が軽くなっったら、今度は自分の心の奥底を探ってみましょう。比較過程で「周りの皆んなが偉く見える」この感情を抱いた時に、どうして自分が無力な存在に思えたり、悲しくなったりするのでしょうか?
それは、心の奥底で「自分はより良い人間になりたい」「もっと自分にもできるんだ」などと願っているからではないでしょうか?
以前「マズローの欲求段階説」をご紹介しましたが、人間は最後は「自己実現」の欲求を持つと想定されています。通常では三角形の図ですが、逆三角形にすると、心の奥底にある「欲求」=「より良い自分になりたい」を表す形になります。
私たちは、普段、他者の幸せや成功に気を奪われ、自分と比べて不安や嫉妬を抱き、それ以外の気持ちに気づく事が難しくなっているのかもしれません。
ですが、自分の心を探ってみれば、心の底にはより良い人間になりたいという「欲求」がある事に気づくのだと思います。
①苦しい気持ちを活かす、②自分を見つめるという2つの方法をご紹介しましたが、どちらが取り組みやすいでしょうか?
自分の心の扱い方は、人によって異なる為、正解はありません。だからこそ、自分で自分の心を扱う練習が必要です。練習をすればするほど心の落ち着かせ方が上手になります。
自分の心は、自分で支える事ができるのです。

他者と比べすぎて心が苦しくなった時、他者を素直に認めることで心が軽くなたり、自分はどうしたいのか?という本当の「心の欲求」に気づくのかもしれません。心が大きく揺さぶられ、居ても立っても居られない状態の時こそ、感情に振り回されず自分の気持ちを、自分の心を上手に落ち着かせてみてください。

健康とは、心とカラダが共に健やかになる事が必要だと考えています。内面からの健康を視野に入れた真の健康づくりのお手伝いをします。
武井亮子
>運動を通して健康、幸せのサポートをします

運動を通して健康、幸せのサポートをします

健康とは、ココロとカラダが共に健やかになる事が必要だと考えています。運動を通して心から元気になれて、心から笑える。内面からの健康を視野に入れた「真の健康作り」を提案します。子どもから大人までの運動指導・健康活動のご提案お任せ下さい。また、個人から団体・企業まで様々な内容、プログラムをご用意しております。お仕事のご依頼・ご相談お待ちしております。