結論:商品を売りたければ商品を売るな
1杯500円のカフェラテと1杯1000円のカフェラテの違いって何??
今回は「ブランディングスキル」について学びました。ブランディングがないと、どんなに良い商品でも売れません。
ブランディングとは、一体どういう事なのでしょうか?
Advertising Branding:不特定の人に「好きです」とアピールすること
PR Branding:自分が「好き」と伝えるのでなく、他の人から「あなたの事が、好きみたいよ」とアピールしてもらう
Branding:相手から「好き」と言ってもらう
「ブランディング」は相手から好きと思ってもらうようにする為、3つのブランディングよりもコストををさえる事が出来ます。その為、ブランディングが無い企業は広告費が莫大にかかってしまうのです。
■ブランディングの種類(4種類)
コーポレートブランディング:どう繋がるかのブランディング(会社の信頼につながる)
・HP、ロゴ、パンフレット、代表名、提携先、資本金
プロダクトブランディング:商品に関するブランディング
価格、材料、パッケージ、雰囲気、デザイン、希少性、認可、資格、効果
マーケティングブランディング:どう広めていくかのブランディング
チャネル、ターゲット、メディア、口コミ、SNS、キャッチコピー、ストーリー
セールスブランディング:どう売るかのブランディング
販売方法、提携先選定、顧客選定、資料
■ブランディングがないと「負のスパイラル」にはまり事業は続かない
■コーポレートブランディングで最も大切な事
・競合は把握するが、競合を作っては絶対にいけない!
・コーポレートブランデイング=○○だが○○ではないと明確に断言。
○○専門店や、△△特化型などはスモールスタートには特にいいブランデイング
【例】Googleは90%広告収入
■ワークショップ
現状把握:シャングリラホテルでカフェラテの販売をしようと考えています。
数値事実:100名対象のデプス調査の結果500円であればカフェラテを全員頼む。
数値事実:1500円は全員高すぎて誰も頼まないという結果。
数値事実:1杯のカフェラテを提供出来るのに人件費、仕入原価などを含め300円かかる。
価格設定の基本 (適正価格を把握するために)
500円・・・100名購入
750円・・・75名購入
1000円・・・50名購入
1250円・・・25名購入
1500円・・・0名購入
コスト300円(販管費込)のカフェラテの値付けフロー
・500円で販売した場合、売り上げは50,000円、コストは30,000円、利益は20,000円
・750円で販売した場合、売り上げは56,250円、コストは22,500円、利益は33,750円
・1000円で販売した場合、売り上げは50,000円、コストは15,000円、利益は35,000円
・1250円だ販売した場合、売り上げは31,250円、コストは7,500円、利益は23,750円
・1500円で販売した場合、売り上げは0円、コストは0円、利益は0円
ビジネスで一番やらないといけない事は、「いくら利益を残せるか」100名中100名が購入するから500円で販売するのは間違った価格設定となります。このような値付けフローをしないから、なんとなくの価格設定で利益が残らず潰れてしまう事に繋がります。
500円〜750円・・・切り捨て
1000円・・・実践
1250円〜1500円・・・挑戦←ここが重要となってきます!
1杯1000円のカフェラテをどう1250〜1500円にしていくかがビジネスのやりがいになってきます。
値段以上、相場以上の価格で売り出すには何か「付加価値」を付ける必要があります。付加価値を伝えたり、体験させる事。(DO1、DO2、DO3)ここをしかっり考えていきましょう!
①空間付加価値(店内の雰囲気、インテリアなど)
②商品付加価値(食材にこだわったり)
③サービス付加価値(エンターテイメント、お客様をワクワクさせたり)
③がお金も掛からず、更に一番効果がある!
■商品を売りたければ、商品をPRしてはいけない
商品サービス以外のモノ(付加価値)をPRする事が重要です。
【例】
YAMAHAのピアノ教室戦略・・・まずはピアノ教室で習わせて相手から「ピアノ欲しいです」と言ってもらう
美容院イベント・・・SNS発信が上手い美容師がSNS勉強のイベントを開いてみる(髪を切るという事を価値にしてはいけない)
商品でなく、付加価値をPRしていきましょう。
■ブランデイングのまとめ
・適正金額を把握し、値段設定をする事が大事
・相場以上の価格で売り出すには、「付加価値」をつける
・商品を売りたかったら、商品を売らない。
ブランデイングとは付加価値を付けたり、体験をしてもらう事。サービス付加価値を考えて効果的にPRする事が重要です。